ケースサイズとマザーボードの規格

マザーボードの規格

パソコンには必ずマザーボードが搭載されています。マザボは各パーツに電気を送り差し込み口もある基板となります。マザーボードに大きさの規格があり拡張性、機能性が変わってきます。パソコンの性能へは大きな影響はありません。

だたしマザーボードによって設置したいパーツが搭載できない…なんてこともあるので非常に重要なパーツになります。

BTOパソコンでよく使われるマザーボードの規格はATX、Micro-ATX、Mini-ITXの3種類です。ほとんどはATX、Micro-ATXとなりますが…。そしてマザーボードに設置されているチップセットによって拡張性も大きく変わってきます。主流となるのはH170、Z170です。オーバークロック、SLIなど予定していなければH170で十分です。よりハードにゲーミングPCを使いたい場合はZ170のチップセットが搭載されたマザーボードを選ぶようにしましょう。

ケースサイズによって搭載できるマザーボードが変わる

マザーボードとケースサイズは密接な関係があります。マザーボードの規格は統一されており小さいケースに大きなマザーボードは設置できません。しかし、逆の場合は問題なし。大きなケースであればATX、Micro-ATX、Mini-ITXも搭載できます。

そしてマザーボードは大きい方が拡張性、機能性が高いです。ゲーミングPCの主流がミドルタワーなのもマザーボードが関係していると言えます。

タワー型

主にミドルタワーケースはATX規格のマザーボードが積まれています。同時にエアフローが大きく見込めるので冷却性に優れています。ケース内部も広々スペースなので拡張向け。パーツを交換したい…増強したい…増設したい…なんて時もミドルタワー型だと簡単に組み込むことができます。

ただしタワー型でもミニタワーになってくるとATX規格が合わないケースも生じるためMicro-ATX規格のマザーボードが搭載されます。ATXほどの拡張性はないにしろHDD、SSD等の増設は余裕で可能です。

スリム型

コンパクト、スリムな筐体のデスクトップPCはほとんどMicro-ATX規格のマザーボードになります。筐体も小さい分、ATX規格でできる拡張性も必要ないためバランス重視。将来的にオーバークロック、SLIなどする予定がない方は設置スペースに応じてスリム、コンパクト型のゲームPCを選ぶのもありです。

欠点はタワー型に比べるとPC内部スペースが狭いため、大きなパーツの設置ができません。搭載できるパーツが限定的になります。あとパーツが小型化するほどパソコンは価格が高くなります。スリム、コンパクト型の方が若干、タワー型より高いケースもあり。

キューブ型

スリムより小さい筐体で注目を集めだしているのがキューブ型です。Micro-ATX、Mini-ITX規格のマザーボードが設置されます。ただしゲーミングPCではほとんど見かけないケースサイズ。パソコンの使用目的が一般的なタイプな人に好まれる傾向があります。

設置に関して最も省スペースで十分ですが拡張性はノートPCのように皆無です。ゲーミング用途でキューブ型を選ぶのは茨の道を通りようなもの。インターネット、メール、動画閲覧、簡単なオフィス系ソフトの起動でしかパソコンを使わない方にはお勧めです。