BTOゲーミングPC おすすめのカスタマイズ

より快適、より速く!BTOゲームPC おすすめのカスタマイズ

BTOゲームPCはベースモデルでも十分にゲームを快適に楽しむことができます。しかし、機種によっては本体価格を抑えるかわりにダウングレードしたパーツを使っている場合もあります。ベースモデルのスペックを見て予算に余裕があるならカスタマイズを加えたいポイントを3つに絞って紹介していきます。

BTOでは注文前に事前見積をすることができます。総額費用も全て計算されて支払額が表示されるので予算に応じて上手にカスタマイズをしていきましょう。

1-1 ゲーミングPCならSSDは必ず搭載させたい

BTOでも人気モデルなどは標準構成でSSD搭載モデルも増えてきました。しかし、ローエンドになってくるとSSD搭載されていない機種も多数あります。まだSSDを搭載したPCを使ったことがないなら必ず搭載させるようにしましょう。

本当に驚くほどパソコンが速くなります。具体的に言うとWindowsの立ち上がり、ゲーム起動、ロード時間など大幅に短縮することができます。

ドスパラのカスタマイズ画面

ドスパラを例にしていきます。
機種によって搭載できる容量に違いはありますがSSDは1万円以内で搭載させることが可能です。250GB以上でも1万〜2万くらいで搭載ができます。搭載したSSDはシステムドライブとして使いWindows OS、よく遊ぶゲームなどをインストールすると起動やロード時間を驚くほど短縮できます。

言葉でいくら速いといっても実感が湧かないと思います。そこでHDD、SSDによるWindows起動からエクセルが開かれるまでの速度計測をした動画を紹介します。

一般的なSSDでHDDの約3倍は高速に起動してソフトも立ち上げてくれます。次世代SSDであるM.2 SSDならもっと速いです。そのスピードはHDDの約8倍〜10倍となります。

SSD無料搭載ゲームPCが多いのはドスパラです。
ドスパラはよく他社BTOのスペックを見て一歩上をいく構成でゲーミングPCを提供しています。簡単にいえばドスパラだと大容量SSDがつくので他社BTOより1万円以上はお得な構成となっています。

1-2 メインメモリは8GB⇒16GBにアップグレード

今までのPCゲームなら8GBもあれば十分と言われてきました。しかし最近では多くのゲームが推奨メモリに8GBを要求してきます。メモリ容量の選び方でも紹介していますが人気ゲームの多くが推奨スペックとして8GBになります。

ゲームがメインメモリを使う容量は搭載されているメモリ容量によって異なりますが、人気ゲーム「Division」を例にすると下記動画では約6.5GBのメインメモリを使っています。

少し文字が小さく見づらいかもしれませんがベンチマークの一番下にあるDDR4というのがメインメモリになります。

8GBだとギリギリですね。
しかもゲーム中にSkypeやブラウザのタブをたくさん開いていると確実に容量が足りませんね。ですが16GBなら容量に余裕があってゲーム以外の作業をしても安心できます。

BTOのメモリカスタマイズ料金

こちらもドスパラのカスタマイズを例にしますが約6000円〜2万円でメモリを16GBにグレードアップすることができます。同じ16GBなのに大きく価格差が出てくるのはバルク品、リテール品やメーカーによる違いがあります。

基本的に安いタイプで良いです。メモリ自体は自分で簡単に交換も可能なので2万、3万もするメモリはゲーム用途としてはコスパ悪すぎます。

1-3 電源はできるかぎり余裕を持った容量や品質にする

電源容量は使うパソコンの総消費電力の2倍〜2.5倍くらいの余裕を持った電源ユニットが良いと言われています。例えばパソコンで最も電力を消費する部分はCPU、GPUです。CPUが120WでGPUが130Wの消費電力なら合計で250Wとなります。この倍の電源ユニットになると最低でも500W以上が最適となります。

例えば今後の性能とコスパが良くて人気になるであろうGTX1070だとグラボの消費電力が150W、よくBTOでも組み合わせられるCPUがCore i7-6700、6700Kになります。こちらのCPU消費電力は65W、K付きが91Wになっています。なのでトータルで215W〜250Wになり500W電源でも十分となります。

しかし、今後は自分でパーツをアップグレードさせるつもりなら少し余裕を見て電源容量は選んでおいた方が良いです。

CPU、GPUも高性能になるほど消費電力が上がる傾向にあります。ゲーミングPCのおすすめ電源容量は700Wです。

電力は記載の容量全てを変換していない

上では単純に計算をしましたが実は電力は変換効率があり記載の電力全てを変換できていません。

約80%〜90%しか電力に変換できていないのです。この電力変換効率は80PLUS品質を見るとわかります。80PLUS品質のSTANDARD、BRONZEで約80%程度になります。つまり500W電源だと電力に変換できているのは約400W程度になります。

このような電力変換効率も電源は影響があるので1000Wのような過剰スペックは必要ありませんが余裕を持った700W前後がシングルGPUには最適と言えます。

電源ユニットのカスタマイズ料金

電源容量、80PLUS品質によって電源のカスタマイズ料金は大きく変わってきます。700W電源にして品質もGOLDにすると約1万円前後のカスタマイズ費用が必要となってきます。

ただ、この電源はゲームPCの寿命や安定性に直結する部分でもあるので出し惜しみせずにアップグレードさせておいた方が良いと感じています。

この3つのポイントは私がいつもBTOゲームPCを買うときに重視しているポイントでもあります。高い買い物になるのでできるだけ長く愛用するため、そしてストレスが溜まらないようにするためのカスタマイズになります。