ゲームPCは水冷、空冷どっちがいい?

水冷、空冷のメリット、デメリット

パソコンで最も温度が高くなるパーツがCPUです。CPUが平常温度より高くなってくるとパフォーマンス能力が低下してきます。そのCPU温度を冷やす役割をしてくれるのがCPUクーラーです。水冷、空冷と種類があります。ゲーミングPCに良い空調システムはどっちなのでしょうか。

結論としてはどちらも一長一短があります。
またパソコンを設置する部屋の環境によっても左右されてきます。水冷、空冷のメリット、デメリットを知って自分の環境にはどちらが良いのかを判断して搭載させるようにしましょう。

空冷はファンを扇風機のように回転させてパーツを冷やします。メリットは静音ファン、高性能ファンなど種類が多くありコスト面も安価になります。逆にデメリットは音がうるさい傾向がある。夏は外気温に左右されやすく冷却性能が低下する可能性があることです。

水冷は冷却水をパイプに循環させて各パーツを冷やしていきます。メリットは空冷よりも安定した冷却性能です。デメリットは価格が高いこと。そして循環液が漏れることによるトラブルです。

安定した冷却効果を期待するなら水冷式クーラー

パソコンの温度管理を一定かつ安定させたい場合は水冷クーラーがオススメです。BTOパソコンでは簡易式になりますがカスタマイズで空冷から水冷に変更することができます。費用は約1万円前後が相場となります。水冷式なら夏場でもパソコン内部は一定の温度に保つことができます。

特にパソコンを置く自室にエアコンがない場合は水冷を選択した方が熱暴走を起こすといった心配がいらなくなります。

CPUはメーカー推奨の温度を超えてくると一気にパフォーマンスが下がります。例えばゲームをやっていても映像の描画がカクカクになったりフリーズしたりします。でも水冷式なら夏でも熱によるトラブルはまず起こらないでしょう。

部屋にエアコンがあって温度を保てるなら空冷でも十分

空冷と水冷の差は夏場に大きくあります。夏が気温が熱く空気も生ぬるいですよね。なので空気を送ってもパーツの冷却効果はよくありません。しかし、部屋にエアコンがあって快適な温度を保てているなら空冷でも十分です。

部屋の温度が快適なら空冷ファンからでる空気もヒンヤリしておりCPUをしっかりと冷却してくれます。私も空冷ファンですが夏場はエアコンをつけていればCPU温度が異常に高くなるといったトラブルは今までありません。

水冷と空冷の音

空冷はファンが回転する音が聞こえます。ヘッドホンをするならほとんど気になりませんがウィンウィン回転しているので気になる方もいるでしょう。しかし空冷は静音ファン、大型ファンなどがあり静音性を高めている製品も多くあります。

逆に水冷は音が無音といったイメージが強いですが冷却水を循環させるラジエーターが回転します。空冷と同じような音がでます。若干は空冷よりも静かに感じますが気になる人は気になるレベルで音がします。

夏場の部屋温度によってCPUクーラーは判断するのが良い

夏にゲームをやる時はエアコンをつける人は水冷にこだわる必要はないと思います。空冷で十分に温度管理ができます。

逆に部屋にエアコンがなく汗が滴るような環境で負荷の高いPCゲームをやる場合は水冷にしておいた方が熱暴走を避けることができて無難な選択となります。

空冷に比べると多少の費用は発生しますがPCの寿命を伸ばすと考えればそこまでコストの高いパーツではないと思います。